報告者 : 染矢つや子 | |||
山 名 | 赤石岳・荒川三山・千枚岳 | 山行名 | 例会(山城山の会) |
山行日 | 平成23年8月8日〜8月12日 | 天候 | |
参加者 | 山城:谷(リーダー・企画・運転)東(サブ) 田辺:徳田(幸)(会計)染矢(記録) |
山行報告 |
8月8日(月)JR 深夜の山越え、尖った落石にタイヤが触れパンク 予備タイヤに交換後スロー運転で予定時間超過 静かにテント2張りを設営し就寝 8月9日(火) 駐車場発(バス道路一部崩壊の為駐車場から2キロ歩く)畑薙第一ダム発(東海フォレスト)椹島着 6:30 7:40 8:40 椹島 表示5分の1 5分の2 樺段 5分の3(昼食) 5分の4 赤石小屋 9:00 9:55 10:55 11:25 12:00〜30 13:15 14:35 快晴に気をよくして出発 10年(?)前、例会で来たが千枚小屋泊、翌朝の雨、千枚岳ピストンで終わって以来ずーと引きずっていた。広葉樹林帯の中汗がしたたり落ちるが順調に高度を上げていく。大倉尾根からは椹島上流の谷合が奥底に見え、雄大な山に足を踏み入れている事を実感。 小屋まで30分の表示に一安心・・と思いきや雨がポツポツ その前から何やら空が雲に覆われて来たなどと話していたばかりだった。「少し下り右方向に登れば小屋だ」かなり前に来たリーダーの谷さんはよく覚えていた。赤石小屋に予定通りの時間に到着。ガスの中の行程3時間の赤石岳を目でたどってみる。小屋で受付をすると「二軒小屋」から連絡があり「11日にほんとうにくるのですか?」との問い合わせ。縦走して「二軒小屋」迄行く人が少ないので確認してきたのだった。 美味しい夕食・布団のシュラフにフワフワ毛布と山人にやさしい小屋でした。人も少なくゆったり。 飲み水はポリタンクに貯蔵、洗面用は屋根からの雨水だが南は水が豊富なので無償が有り難い。 8月10日(水) 朝食 小屋発 富士見平 分岐 赤石岳 分岐 小赤石岳 5:00 6:00 7:00 8:55 9:25 10:15 10:30 小赤石岳の肩(昼) 大聖寺平 荒川小屋 10:40〜11:00 12:10 12:55 朝食も美味しく戴き、出発前の準備運動として展望台・三角点(携帯の電波が繋がる)へと15分ばかり歩く。さあー、今日は久々の3000mだ。樹林帯の中ではあるが昨日とは違い風が良く通り明るくルンルン気分。しかし場所によっては細かい虫の群れに気分を害される。富士見平手前から左後方に「富士山」が、火口の輪郭もはっきり見える。分岐にザックを置き「赤石岳」へ、頂上からザックを背負って降りて来たパーティに「何処から登ってこられたのですか?」と尋ねていると後方から「やあー染矢さん」と・・初級7期の同期生、西山HCの田辺・村上さんだ。例会で女6名男1名だ。 「今夜の宿、荒川小屋でゆっくりお話しましょう」と言って別れた。赤石岳頂上からは富士山はもちろん甲斐駒・千丈・北岳・聖・兎・笊ヶ岳等などな素晴らしい青空に白い雲 360度の大パノラマ・・ らくなん3名(小屋泊)明峰2名(テント)のパーティは6日から8泊の予定で甲斐駒から南アルプス全山縦走を、私達の一日後の11日に荒川小屋泊の予定と聞いていた。遥か彼方から彼らは一歩一歩こちらに近づきつつある。あまりの長い行程に想像もつかない。(後日談で早く着いたので予定を変更して先の赤石避難小屋に泊まったとの事)。地図タイムの3分の2くらいで歩いているそうです。 今日の行程はたっぷり時間があるのでゆっくり歩行で大自然を満喫することにしました。 「小赤石岳」で昼と思っていたが先客があり、少し下の小ピークでゆっくりと食後のコーヒーなども飲み山での最高のひと時を過ごした。こんなひと時と絶景があるから辛い思いをしながらもフーフーと大汗かきながら高みを目指すのだ。ズルズルと滑りやすい急斜面を下ると大聖寺平。トラバースしながら荒川小屋に到着。早速テント場下の水場に行き汗で濡れたシャツやタオルを洗う。冷たくてすぐには絞れないくらい。全身を拭きさっぱりしたところで西山の人に行程を聞くと静岡駅からジャンボタクシー利用(会の規定で車山行は禁止)「聖沢登山口」から入山し途中2箇所の小屋で泊まり次は千枚小屋で泊まり椹島に下山して帰る。考えればいろんな入山方法があり行程が組めるものだ。 お若い一人山行の男性は聖岳をピストンして北岳に行き広河原に下山。人との情報交換が嬉しい。 8月11日(木) 小屋発 分岐 前岳 分岐 中岳(朝食) コル 悪沢岳 4:30 6:05 6:15 6:20 6:30〜6:45 7:15 7:55〜8:30 丸山 千枚岳 マンノー沢頭 ロボット雨量計下(昼) 二軒小屋着 8:55 9:35〜9:50 11:05 11:50〜12:10 14:05 朝食はおにぎり3個を前日に用意してもらい今日は長時間歩行だ。ガスで見通し悪くお花畑をフェンスで囲ってあるところでは中に入るところを見失い直登するはめに、途中で気が付き正規の登山道を登る。標高を稼ぐにつれ風が強くなり今回一番の緊張。標識を頼りに前岳へと進む、立派な標識の後ろは切り立った大斜面思わず足がすくむ。中岳避難小屋で夜を明かしたペアから風が強くて眠れなかったと聞いた。中岳で風をよけて朝食。歩を進めるにつれ風がなくなり昨日同様「富士山」遠方の山々を眺めながら最高の山歩き。千枚岳手前では色とりどりのお花が登山道を挟んで上下の斜面を埋め尽くし圧巻であった。最後の眺望地点「千枚岳」で長めの休憩、思い残すことなく南アルプスを満喫。 ここからは長い下りが続く。前半は美しい森の中・足に優しい登山道が一変後半2時間は荒れた登山道で落石しやすく気が抜けない。最後は140kg制限の吊り橋を渡って終了。ダムから放流されるシャワーで生き返り避暑地の二軒小屋に。ここは事前予約要で宿泊しないと椹島まで車を出してもらえない。1泊2食13000円イタリア料理で食前酒・前菜・鹿の肉などフルコース シェフがお料理の説明をしてくれるので有名、あえて長距離を承知でここまで足を伸ばした。館内すべて木製で(ゴミ箱も)ベランダも欧米風。お部屋は3階でベッド(6人部屋)洗面・トイレが1階で不便だった。 |